べルギーのチェンバーロックグループUniver Zero(ユニヴェルゼロ)の
サードアルバムです。
私はユニヴェルゼロのことを全く知らず、このアルバムをジャケット買いしてこの恐るべきバンドの存在を知りました。でもこのジャケットの写真は岩の表面だったんですねえ。
溶岩が流れる様子の写真かと思ってました。
ぐつぐつと煮えたぎり、もはや避けることのできないエネルギーの爆発が充満した音楽をイメージしてジャケ買いしたのですが、怪我の功名ですね
...期待を裏切らない内容でした。
彼らの作品中、最高傑作ではないでしょうか。
冒頭1曲目、This HeatのHorizontal Holdのような疾走ビートからスタートする。ギターが入っていないことで通常のロックとは趣が全然違う。
暗欝な音響と極度に張り詰めた緊張感の連続ですが、確かな演奏力に裏打ちされた美しさを放っています。
このバンドでしか表現できない奇妙な空間を創出しています。
クラシック音楽のオーケストラの波のようにうねる盛り上がりにも似たものを感じます。
ユニヴェルゼロの音楽は、チャイコフスキーの「白鳥の湖」のクライマックスの時の高揚感を感じたりもしますが私だけでしょうか。
パブリックイメージリミテッドの曲に「Swan Lake」という「白鳥の湖」をベースにした強烈な曲もありますし。
1.Dense
2.La Corne du Bois des Pendus
3.Bonjour chez Vous
4.Combat
5.La Musique D'erich Zann
6.La Tete du Corbeau
7.Triomphe des Mouches
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カッコいいですね!
手を出していない音楽でした。
最近は先祖帰りというか、カンタベリー派をよく聴いています。
カッコいいですね!........ ですよね!!
私も昔名前を聞いて興味がありつつ、未だに聴いていないアーティストが多くいます。
今はYOU TUBE等であれこれ探索して聴けるので便利ですね。
カンタベリー派、あんまり詳しくないんですが(HENRY COWとかよく聴きます)なんだか聴きたくなってきました。この頃は、イスラエルとかイランの大好きな歌手の新譜が出て嬉しくて舞い上がりWORLD MUSIC一辺倒でしたが。
「カンタベリー派」って名称、この言葉自体いい響きですよねえ。