リザードやフリクション、S-Kenなど日本のパンクムーブメントの中にあってひときわ異彩を放っていたのがヒカシュー。
その代表作をアレンジし直した力作。
ヴォーカルの巻上公一の才能は独特で素晴らしいと思います。
音だけではなく歌う時の豊かな表情は、人を惹きつける視覚的に優れたものがあります。
まるで演劇を見ているような。
曲もパフォーマンス的な輝きに満ちてます。
「人間の顔」は、能とか狂言の舞い、立ち振る舞いみたい。「うたえないうた」は、ディナーショーのエンターテイナーみたい。歌詞が面白いです。
「パイク」は、少年向けテレビヒーローの番組主題歌みたいな曲ですねえ。ファン年齢層を広げそうです。「ビロビロ」は、まるでヘリウムガスを吸ったかのような歌いっぷりです。とにかく聴いていて楽しいアルバムです。ちょっとタイプが違いますが米米クラブもまっ青のエンターテインメントです。
このまま爆笑レッドカーペット(まだやってるんでしょうか?あまりテレビ見ないんで。家の前の鉄道の電車が通ると振動でテレビがよく切れます。)とかのコントに出てもいけそうな面白さがあります。
話変わりますがこのヴォーカルの巻上公一という人は、劇団ひとりに似ていますなあ。
巻上公一から目ヂカラを抜いて目の間隔を広げ、鼻頭を少し下向きにしたら劇団ひとりになるんじゃないかと私は一人想像して楽しんでます。
劇団ひとり:表情が似てそうなのを探しました。
各々のファンの方、気分を害したらごめんなさい。
1.20世紀の終わりに
2.人間の顔
3.うたえないうた
4.天国を覗きたい
5.丁重なおもてなし
6.パイク
7.もったいない話
8.びろびろ
9.キメラ
10.日本の笑顔 テーマと14のヴァリエーション
PR