1970年代後半に英国や米国でパンクロックのムーブメントが爆発している頃、日本でもS-Kenやミラーズ、フリクション、非常階段などと共に東京ロッカーズなる名称でくくられていたバンドの一つ、Lizard(リザード)の1stアルバムです。
このアルバムには、Stranglers(ストラングラーズ)のジャンジャックバーネルがプロデュースと演奏で参加しています。
ヴォーカルのモモヨと言う人は実にユニークな声、歌い方をしてますねえ。甘えたサンのような不思議な声。
それにしてもこの人栄養不足なんでしょうね。アルバイトをしながらバンド活動をしていたみたいで、大変そうです。
でっぷり肉のついた有名スターとは違うんでしょうね。
ジャンジャックバーネルが参加しているとはいえ、音は少々テクノポップぽいですねえ。聴きやすいと思います。ヴォーカルのせいもあると思いますが。
かなりポップです。
「T.V.Magic」はとても軽快で乗れるナンバー。「Modern Beat」、「王国」カッコイイです。
全体的に小粋なセンスが光った秀作だと思います。PUNK ROCKが苦手な人にも抵抗なく聴けるのではないでしょうか。
ストラングラーズのキーボード演奏のエッセンスが注入されていると思います。
1.New Kids in the City
2.プラスティックの夢
3.Radio Controlled Life
4.Guyana
5.記憶
6.T.V.Magic
7.Market(ing)Research
8.そのスィッチに触れないで
9.Modern Beat
10.Love Song
11.王国
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