1980年にファクトリーレーベルからリリースされたオリジナルファーストアルバムは、ジャケットが茶色のサンドペーパーでできていたそうですが残念ながら私は実物を見たことがありません。
ラジオで聴いてこのアーティストを知り、流れてきた曲を録音したのでレコードは買っていないため見ていません。
内面が傷つきやすく外部から自己を守るために排他的なスタンスを取っている、きわめて繊細な音楽がこのアルバムには詰まっています。
まさにこの特異なアルバムジャケットがその事を物語っています。
ラジオから流れてきたドルゥッティコラムの曲は、「Sketch for Summer」という美しい曲でした。
あまりに素敵な曲なので繰り返し聴いていました。あれこれ聴いたその日のとり、とどめとして。
鳥の鳴き声のようなチュンチュンと云う音から始まり、心臓の鼓動のようなリズムを刻み幻想的なギターの音色が聞こえてきます。
シンプルで飾り気のないそこはかとない音。
どこか懐かしい気持ちにさせてくれます。
エリックサティのシンプルな曲が心の琴線に触れるように、ヴィニライリーのギターも感動をもたらしてくれるのでしょう。
ドゥルッティコラムのアルバムはハズレがないです。
ヴィニライリーの才能は、素晴しいと思います。
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