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MUSIC DIVER

こころを空にして音楽の世界を探検すれば、新しい感動があるはず! どこまでも深く深く・・・・・

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circadian rhythm

元This Heat(ディスヒート)のCharles Bullen(チャールズバレン)率いるCircadian Rhythm(サーカディアンリズム)の作品です。
他に全く同名のグループが、アルバム出してますので購入されるときはご注意を。そちらの方はヴォーカルありのロックです。

さてこのアルバムは、隠れた名盤だと感じます。
Circadian Rhythm = 概日リズム。人間は、24時間周期で変動する生理現象のリズムを自らの内側に持っているそうです。
その内側に持っている「時を刻む仕組み」、これがInternal Clock(体内時計)です。

曲は、文字通り時を刻むかのようにひたすらリズムを刻んでゆきます。
オープニングは、ジャズの曲のような出だしから始まります。
チャールズバレンは、インスツルメンツ、プログラミング、プロダクション&ミキシングを担当していて他には各々フルート、サックス、トロンボーン、メロディカ等担当している参加者もいるようですが、演奏している人の「人間の気配」とでもいうものが全く感じられません。

緻密に計算したコンピューターミュージックのようでもありますが、この音楽はまさに生命の営みそのもの様に思えてなりません。
一例を挙げますと、白血球。
微生物が体内のどこか器官の一部を浸食しようとすると、白血球が大量に
出動してこれをやっつける。こういう仕組みが生まれながらにして備わっている。
ご主人様であるその人間本人が、ぼんやりTVなんぞ見ている時にそんな働きをしてくれる。
自分であって自分でないような感じ。与えられた生命である自分。

だからここでの刻まれるリズムは、既に自分の中に流れているリズムなのではないかと感じます。

普通のアルバムのようにお気に入りの曲とかいうものは存在しません。
全曲通して聴いて何か不思議な感動がじわっと湧きあがってきます。

隠れた名盤だと思います。
音楽ジャンルは、元ディスヒートという流れから便宜上Rockにしていますがあらゆるジャンルを超えた逸品ではないでしょうか。

1.Undercurrents
2.AEA
3.Cymbophone
4.The Daily Ground
5.Belltree
6.Pure
7.Timeslice
8.Tumescence
9.Calumet
10.Pure Reprise
11.Timeslice Reprise
12.Clear

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原田真二

原田真二は、今から30年以上前の1977年に「ティーンズブルース」という曲でデビューしました。当時18歳であったとのことです。
日本の音楽界では、アイドルの活躍に加えてニューミュージックという新しい感覚を持ったアーティストたちが台頭してきていました。
世良公則とツイスト、渡辺真知子、杏里、Charなど。その中でも原田真二は音の発想が今までと全く違うと言われていました。
「キャンディ」「シャドーボクサー」「タイムトラベル」など今聴いても
そのセンスの良さに感心してしまいます。

さてこのアルバム「Urban Game」ですが、1988年の作品です。
オープニングは、軽快な曲Urban Gameから始まります。
風と陽の光を浴びながら自然の中をオープンカーでぶっ飛ばすのにぴったりの音楽ですね。
少し鼻にかかった甘い声と独特のポップセンスは健在です。

原田真二の凄いなあと思うところは、例えばこちらが引いてしまうような"くさーい"セリフをも嫌みなくサラッと言える的な軽やかさを持ち合わせている点だと思います。
私は、今活躍しているミュージシャンでどうしても好きになれないアーティストが何人かいるのですが、感傷的な感動的な歌を歌っているんですがカッコつけすぎで引いてしまうんですよね。
ジャンルは違いますが落語家は人を笑わせようとしますが、自分自身が笑ってしまっていてはだめです。自分に酔いしれている人は独りよがりになっているんだと思います。
原田真二は、聴く人に「素敵」と感じさせる音楽を自然体で表現していると思います。

お薦めの曲は、4曲目「Still I Love You」と8曲目「Can You Feel Me」
最後の曲「You are My Energy」。
最後の曲は、アニメの「F」とかいう作品のテーマ曲らしいです。アニメ見ないので全然わかりません。
でもドラマの主題歌としてあちこち使われてもおかしくないくらいの名曲だと思います。
この曲からは、「希望」「勇気」「達成」「輝き」「生命」「情熱」といったものが泉のように湧きあがります。
元気の出るいい曲。







1.Urban Game
2.Revue Night
3.Romantic Dance
4.Still I Love You
5.Fly(Theme of I.S.A.)
6.I am the Waves
7.Lucky Beat
8.Can You Feel Me
9.Windows
10.You are My Energy


musique concret

オリジナルLPが、1981年にUnited Dairies(ユナイテッドダイアリーズ)からリリースされ2004年にフランスのFractal RecordsからCDとしてリリースされた作品です。
Jim Friedman(ジムフリードマン)とMichael Mullen(マイケルミューレン)のデュオからなるこのMusique Concret(ミュージックコンクレート)なるプロジェクトが発する音楽は、聴覚を介して脳に何らかの刺激を与え身体に影響を及ぼす"ある物体X"ではないでしょうか?

1曲目のIncidents in Rural PlacesはPart1から4までに分かれ、それぞれ
歪んだ電子音の反復に蒸気のように拡散する無機質な音がねちこくまとわりつきます。
テープの逆まわしをしているようです。かなりぐじゃぐじゃに切り刻んでいます。ホラー映画のBGMでも行けそうです。
隣の部屋からこんな音が聞こえてきたら異変を感じます。

次の曲Organorganは、7分25秒の大作。文句なしの傑作!!
巨大な軍艦の動力室に閉じ込められて、その圧倒的な迫力に人間という存在が無になりその動力の一部になってしまったかのような感じ。分かりにくいですかね。

最後の曲Wreath Pose at Sacrifice。
せわしなく何かをカシャカシャする音、叩く音、まさしくミュージックコンクレート:具象音楽が続いたあと5分50秒を過ぎたあたりから壮絶なノイズの嵐が始まります。
まさにエベレストの吹雪ですよ。ひび割れたざらざらした音。
6分30秒ほど荒れまくります。そして歌声が聞こえてきて終わります。

お疲れ様です。


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プロフィール
HN:
TONIO
性別:
男性
職業:
いろいろ
趣味:
音楽鑑賞、読書、美術館巡り
自己紹介:
小学生の時に何故か北島三郎、五木ひろしに魅了される。

中学生で子供らしくアグネスチャンやピンクレディ等のアイドルに夢中になる。

高校生でPUNK ROCKに出会い衝撃を受ける!お気に入りは、やはりPISTOLS!

大学時代は、みずみずしい感受性の絶頂期の訪れか?・・・・あらゆるジャンルに心躍る。
エスニック、民族音楽。クラシック、現代音楽。JAZZ、FUSION。
あと声明とか云う御経やコーランの読経なんてのも。(これ音楽?RECORD屋に売ってたから音楽なんじゃない?)

社会人となりしばらくしてから、借金苦で泣く泣くCDやRECORDを全部売却。寒く哀しい暗黒の時代到来。

で手放したアーティストたちを5年ほど前からぼちぼち買い戻し始め、買い戻し完了!!!!!
ジャケット、ライナー、解説書すべてが作品なんだ!楽曲だけダウンロードなんてクソっくらえ!!
今は新しい感動を与えてくれるアーティスト発掘中です。


 
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