原田真二は、今から30年以上前の1977年に「ティーンズブルース」という曲でデビューしました。当時18歳であったとのことです。
日本の音楽界では、アイドルの活躍に加えてニューミュージックという新しい感覚を持ったアーティストたちが台頭してきていました。
世良公則とツイスト、渡辺真知子、杏里、Charなど。その中でも原田真二は音の発想が今までと全く違うと言われていました。
「キャンディ」「シャドーボクサー」「タイムトラベル」など今聴いても
そのセンスの良さに感心してしまいます。
さてこのアルバム「Urban Game」ですが、1988年の作品です。
オープニングは、軽快な曲Urban Gameから始まります。
風と陽の光を浴びながら自然の中をオープンカーでぶっ飛ばすのにぴったりの音楽ですね。
少し鼻にかかった甘い声と独特のポップセンスは健在です。
原田真二の凄いなあと思うところは、例えばこちらが引いてしまうような"くさーい"セリフをも嫌みなくサラッと言える的な軽やかさを持ち合わせている点だと思います。
私は、今活躍しているミュージシャンでどうしても好きになれないアーティストが何人かいるのですが、感傷的な感動的な歌を歌っているんですがカッコつけすぎで引いてしまうんですよね。
ジャンルは違いますが落語家は人を笑わせようとしますが、自分自身が笑ってしまっていてはだめです。自分に酔いしれている人は独りよがりになっているんだと思います。
原田真二は、聴く人に「素敵」と感じさせる音楽を自然体で表現していると思います。
お薦めの曲は、4曲目「Still I Love You」と8曲目「Can You Feel Me」
最後の曲「You are My Energy」。
最後の曲は、アニメの「F」とかいう作品のテーマ曲らしいです。アニメ見ないので全然わかりません。
でもドラマの主題歌としてあちこち使われてもおかしくないくらいの名曲だと思います。
この曲からは、「希望」「勇気」「達成」「輝き」「生命」「情熱」といったものが泉のように湧きあがります。
元気の出るいい曲。
1.Urban Game
2.Revue Night
3.Romantic Dance
4.Still I Love You
5.Fly(Theme of I.S.A.)
6.I am the Waves
7.Lucky Beat
8.Can You Feel Me
9.Windows
10.You are My Energy