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MUSIC DIVER

こころを空にして音楽の世界を探検すれば、新しい感動があるはず! どこまでも深く深く・・・・・

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the clash

絶大な人気を誇るThe Clash クラッシュのセカンドアルバムです。
「動乱 獣を野に放て」..........何と過激な邦題がつけられているのでしょう。
原題も「Give em Enough Rope」....彼らに首をくくるだけの十分なロープをくれてやれ。
当時の崖っぷち英国社会の状況の中から生み出された怒りの音楽なのでしょう。今の日本にはロープをくれてやりたい権力者がいっぱいいますがね。

このアルバムでは小難しいものは存在しません。
ストレートに彼らの気持ちが伝わってきます。居ても立っても居られない自己主張、汗まみれ、完全燃焼、飾りを一切排した素直さがこちらに情け容赦なくぶつかってきます。
ヴォーカルのジョーストラマーのしわがれた声が、怒鳴り、語り、わめき、叫び、遠吠えし........汗のしぶきが飛んできそうです。







ジョーストラマー(ヴォーカル)
ミックショーンズ(ギター)
ポールシムノン(ベース)
トパーヒードン(ドラムス)

それにしても、何と男前揃いのグループだったのでしょう。


1.Safe European Home(セイフユーロピアンホーム)
2.English Civil War(英国内乱)
3.Tommy Gun(トミーガン)
4.Julie's Been Working for the Drug Squad(ジュリーはドラッグスクワッドで働いている)
5.Last Gang in Town(ラストギャングインタウン)
6.Guns on the Roof(屋根の上の殺し屋)
7.Drug-Stabbing Time(ドラッグスタビングタイム)
8.Stay Free(ステイフリー)
9.Cheapskates(ケチな野郎のスーパースター)
10.All the Young Punks(すべての若きパンクスども)

クラッシュのアルバムの中ではこのアルバムが、一番好きです。
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throbbing gristle

元祖インダストリアルバンド、Throbbing Gristle(スロッビンググリッスル)のライブアルバムです。
ライブといっても友人知人を集めてスタジオで演奏を披露したときの模様を録音したもので、スタジオアルバムと言っても好いのではないでしょうか。
このときの演奏のVIDEOもでています。私もそのVIDEOを持っていますがビデオテープでとても画像の質の悪いタイプで見にくいですね。音も悪いし。

この作品は確かオリジナルのレコードではライブで演奏した8曲のみでしたが、CDで発売されているのには、加えて「Adrenalin」「subhuman」の2曲がついているヴァージョンと超破壊的サウンド「Discipline」の別ヴァージョン2曲が付いているヴァージョンの2種類あるみたいです。

スロッビンググリッスルというと音楽レヴューで取り上げられるのが大体決まってサードアルバムの20Jazz funk Greatsなんですが、このアルバムはもっと注目されるべきと思います。

ここでは魂のないシンセサイザーやギターなどの楽器から発せられるノイズの嵐が、まるで呪いにかかって魂を吹き込まれたおろちのようにのたうち回ります。
イントロからいきなり不安を掻き立てるファンファーレが立ち込めコージーのギターが忍び寄り錯乱状態に突入します。
まるで人体実験のモルモットにされているかのような。
逃れる術はもうありません。







1.Cornets
2.The Old Man smiled
3.After Cease to Exist
4.The World is a War Film
5.Dreammachine
6.Still Walking
7.Don't do as You're told,Do as You Think
8.Painless Childbirth
9.Adrenalin
10.Subhuman

9,10曲目が2ヴァージョンの「Discipline」2曲が収録されている方がお薦め。紙ジャケットで出てるようですけれど見かけませんねえ。


the pop group

後にも先にもこんなバンドは出ないだろうと感じさせる恐るべきバンド、
The Pop Group(ザ ポップグループ)のファーストアルバムです。
時代をずったずたに切り裂いてくれてしまっています。

私が初めてこの作品を耳にしたのは、ラジオ放送で全曲紹介されていた時でした。
一聴してはっきり何のことやらわかりませんでした。理解できませんでした。ノるわけでもなく気分が高揚するわけでもなく.......
一回聴いてピンとこなかったからといって避けていたら、この凄い音楽を逃してしまったことでしょう。何故か気になってしょうがないので何回も繰り返し聴いていました。
5、6回位聴いたあたりで自分の固定観念や予定調和が崩れ始め、ノれないリズム、理解不能のアジテーションヴォーカル、ねじれた音空間、すべてが快感に変わり始めました。

このような"インスパイアー"とでもいうべき体験は、鬼才三島由紀夫の文学に触れたときにも経験したことがあります。

とにかく彼らの感覚が尋常じゃなかったのではないでしょうか。
若くて未完成だからこその「未完成」という名の完成形。







バンド名The Pop GroupのPopという言葉から想像されるイメージと全く真逆の音を吐き出す彼ら。
それは、人間の根源的な心の叫びに他ならないでしょう。

このアルバムのCD化にあたってオリジナルには未収録だったシングル曲の
シー・イズ・ビヨンド・グッド・アンド・イーヴィルを冒頭に持ってきているのは、オリジナル一曲目の「戦火は消えない」のイントロ部分の魅力が消えてしまって惜しいです。

未聴の方は、まずはこの世界を体験してください。
この体験は、 大事件 だと思いますよ。


  1. She is Beyond Good and Evil
  2. Thief of Fire(戦火は消えない)
  3. Snowgirl(スノーガール)
  4. Blood Money(外人部隊の叫び)
  5. We are time(狂気の時)
  6. Savage Sea(狂った海に立ち向かった兵士)
  7. Word Disobey Me(言葉は裏切り)
  8. Don't Call me Pain(兵士のあがき)
  9. The Boys From Brazil(人類回帰)
  10. Don't Sell Your Dreams(夢を売り渡すな)








      怖~い音楽ですね。藁人形に釘を打ちつけている人を見かけたらきっとこういう音楽が流れているでしょう。

      生きているうちに全部聴きましょう。絶対に。










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HN:
TONIO
性別:
男性
職業:
いろいろ
趣味:
音楽鑑賞、読書、美術館巡り
自己紹介:
小学生の時に何故か北島三郎、五木ひろしに魅了される。

中学生で子供らしくアグネスチャンやピンクレディ等のアイドルに夢中になる。

高校生でPUNK ROCKに出会い衝撃を受ける!お気に入りは、やはりPISTOLS!

大学時代は、みずみずしい感受性の絶頂期の訪れか?・・・・あらゆるジャンルに心躍る。
エスニック、民族音楽。クラシック、現代音楽。JAZZ、FUSION。
あと声明とか云う御経やコーランの読経なんてのも。(これ音楽?RECORD屋に売ってたから音楽なんじゃない?)

社会人となりしばらくしてから、借金苦で泣く泣くCDやRECORDを全部売却。寒く哀しい暗黒の時代到来。

で手放したアーティストたちを5年ほど前からぼちぼち買い戻し始め、買い戻し完了!!!!!
ジャケット、ライナー、解説書すべてが作品なんだ!楽曲だけダウンロードなんてクソっくらえ!!
今は新しい感動を与えてくれるアーティスト発掘中です。


 
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