1968年カナダ生まれのシンガーソングライターのデビューアルバムです。
1988年リリース、彼女が19歳の時の作品です。
美しい声に加えて、感情の微妙な隙間に入り込んでくるような切ないメロディが素晴しいと思います。
思い入れたっぷりな歌を恍惚状態で歌っているが、聴く者にはピンとこないような歌手が案外多いものですがそれと違ってサラマクラクランの歌う曲にはうっとりとさせられます。
声の伸びが、とっても心地いい!
昔聴いて、改めて聴きなおしてみたら普通のポップスだったという評をしている人もいるようですが、人それぞれの感覚ですし耳が肥えたというのもありますし価値観の変化もありますしそれはそれでいいと思いますが、まずは感受性が衰えたと考えてみるべきでしょうね。
私も70歳、80歳になってニューウエーブの音楽、例えばパブリックイメージリミテッドとか聴いて楽しめるのかなあ?どう感じるのかなあ?
ってとても心配です。
無難なところでクラシック音楽ばかり聴くのかなあ?と思ったりします。
現在も好きですし。
このアルバムのCDは、とても大事にしていたんですが当時勤めていた会社の人間に貸して返ってこないので新たに買いました。
聴いてすごいよかったって感想を言うけど返さないんですよ。欲しかったんですかね自分で買えと思いますがね。
彼は営業成績を上げて儲けているのにですよ。
若くして頭が生えあがっているんですが、ある日突然頭ふっさふっさ密林状態になって出勤、社内騒然。
なにしろ100万くらいかかったそうです。
CD買う金無くなったのかなあ?
どうでもいい話をしてすみません。
話が脱線しましたが、サラマクラクランはエンヤとヴェネッサカールトンを足して2で割った感じかな。
特に「Vox」、「Strange World」がお薦めです。
緊張感のある幻想。渦巻く優しさ。
一筋縄ではいかない濃いアルバムです。
1. Out Of The Shadows
2. Vox
3. Strange World
4. Trust
5. Touch
6. Steaming
7. Sad Clown
8. Uphill Battle
9. Ben's Song
10. Vox (Extended)