ミニマルミュージックというジャンルで有名なスティーブライヒの代表作と言ってもいい作品です。
ミニマルミュージックは、反復を基調とした音楽で1960年代米国発祥のようです。今では反復なんて当たり前になっていますが....反復というより
反省して欲しいくらいのしつこい繰り返しの曲も見受けられます.......
当時は画期的なことだったんでしょうね。
ミニマルミュージックと言えば、他にラ.モンテヤング、テリーライリー
、フィリップグラス等が挙げられますが、私はこのスティーブライヒが一番好きです。
普通、単調な繰り返しが延々続くのは退屈でだんだん嫌になって来そうですが、微妙な音のずれが大きなうねりとなって奇妙な精神状態に突入していきます。
それは、あたかも車でハイウェーを飛ばしている時の様な退屈なものではなくて、見たことの無い生き物や植物、立体物や正体不明の何物かが次から次へと目の前に現れては遙か彼方に流れて消えてゆく、そんな異次元世界に入り込んでしまったかのようです。
学生時代に音楽好きの友人に聴かせてあげたら、絶句してました。
「何これ??????????????????????」
カルチャーショックだったんでしょうね。
この不思議な世界。是非お試しあれ。
百聞は一見に如かず、じゃなく百聞は一聴に如かず。
この作品はいくつかヴァージョンがあるようです。
1.Pulses
2.Section Ⅰ
3.Section Ⅱ
4.Section ⅢA
5.Section ⅢB
6.Section Ⅳ
7.Section Ⅴ
8.Section Ⅵ
9.Section Ⅶ
10.SectionⅧ
11.SectionⅨ
12.SectionⅩ
13.SectionⅩⅠ
14.Pulses
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