1982年にデビューした戸川純、上野耕路、太田螢一の3人からなるGuernica(ゲルニカ)の20周年記念の豪華アルバム。
1st:「改造への躍動」、2nd:「新世紀への運河」、3rd:「電離層からの眼差し」を収録。加えてデビューシングル「銀輪は唄う」、「マロニエ読本」やデモテープ、ライブなどの未発表音源も収録。
昭和初期のにおいがプンプンする音楽。昭和初期のバンドではないですが。
異常なまでに演劇がかった戸川純のヴォーカルは、一度はまったら病み付きになります。
ヒカシューの巻上公一のヴォーカルも演劇がかってますが、戸川純の場合はぶっ飛んでます。
京都あたりで人生に意義あるものをあるものを求めて、骨とう品屋や古本屋を一人で巡っているような若い人とか、芸術に没頭している、何らかの創作活動に没頭している、内省的な気分の人などに聴いてほしいですね。
それにしても1970年代後半から1980年代にかけてどうしてこんなに生き生きした音楽がたくさん生まれているんでしょう。
現在の音楽の多くは、自分の感情を素直に表現するという純粋な気持ちが失われているのではないかと思います。
カッコつけすぎてね。
私は戦前の歌謡や戦中の軍歌なんかも聴きますが、雰囲気が似ていますねえ。
ただそれらは、熱中するほど好きではないですがゲルニカはいいですねえ。楽しませてくれます。深みに引きずり込まれます。
老人になってもいけます。
DISC 1
1. ブレヘメン
2. カフェ・ド・サヰコ
3. 工場見学
4. 夢の山嶽地帯
5. 動力の姫
6. 落日
7. 復興の唄
8. 潜水艦
9. 大油田交響樂
10. スケエテヰング・リンク
11. 曙
12. 銀輪は唄う
13. マロニエ読本
14. 戒厳令 (デモ・テープ/1981)
15. 蘇州夜曲 (デモ・テープ/1981)
16. 潜水艦 (デモ・テープ/1981)
17. 動力の姫 (新宿ロフト・ライブ/1982.7.24)
18. 銀輪は唄う(渋谷ライブイン・ライブ/1988.11.9)
19. 潜水艦(渋谷ライブイン・ライブ/1988.11.9)
DISC 2
1. 磁力ビギン
2. 集団農場の秋
3. 水晶宮
4. 二百十日
5. 少年の一番の友
6. クラウド9
7. パノラマ・アワー
8. 輪転機
9. 交通賛歌
10. 電力組曲 a:ダムの唄
11. 電力組曲 b:電力の道筋
12. 電力組曲 c:電化の暮らし
13. 髑髏の円舞曲
14. 絶海
15. 磁力ビギン (デモ・テープ/1988)
16. 水晶宮 (リハーサル/1987)
17. 輪転機 (渋谷ライブイン・ライブ/1988.11.9)
18. 髑髏の円舞曲 (渋谷ライブイン・ライブ/1988.11.9)
19. 磁力ビギン (リハーサル/1987)
DISC 3
1. 地球ゴマ
2. 百華の宴
3. ノンシャランに街角で
4. 海底トンネル
5. 或る雨の午后
6. アンナプルナの鐘
7. 青銅の軟体
8. 来たれ死よ
9. 戒厳令
10. 夢の端々
11. 陸標
12. All Quiet On The Western Front
PR