絶大な人気を誇るThe Clash クラッシュのセカンドアルバムです。
「動乱 獣を野に放て」..........何と過激な邦題がつけられているのでしょう。
原題も「Give em Enough Rope」....彼らに首をくくるだけの十分なロープをくれてやれ。
当時の崖っぷち英国社会の状況の中から生み出された怒りの音楽なのでしょう。今の日本にはロープをくれてやりたい権力者がいっぱいいますがね。
このアルバムでは小難しいものは存在しません。
ストレートに彼らの気持ちが伝わってきます。居ても立っても居られない自己主張、汗まみれ、完全燃焼、飾りを一切排した素直さがこちらに情け容赦なくぶつかってきます。
ヴォーカルのジョーストラマーのしわがれた声が、怒鳴り、語り、わめき、叫び、遠吠えし........汗のしぶきが飛んできそうです。
ジョーストラマー(ヴォーカル)
ミックショーンズ(ギター)
ポールシムノン(ベース)
トパーヒードン(ドラムス)
それにしても、何と男前揃いのグループだったのでしょう。
1.Safe European Home(セイフユーロピアンホーム)
2.English Civil War(英国内乱)
3.Tommy Gun(トミーガン)
4.Julie's Been Working for the Drug Squad(ジュリーはドラッグスクワッドで働いている)
5.Last Gang in Town(ラストギャングインタウン)
6.Guns on the Roof(屋根の上の殺し屋)
7.Drug-Stabbing Time(ドラッグスタビングタイム)
8.Stay Free(ステイフリー)
9.Cheapskates(ケチな野郎のスーパースター)
10.All the Young Punks(すべての若きパンクスども)
クラッシュのアルバムの中ではこのアルバムが、一番好きです。