元This heat(ディスヒート)のドラマーCharles Hayward(チャールズヘイワード)が中心となって、1982年12月に結成されたバンド「Camberwell
Now」がリリースした3枚のレコードとオムニバスカセットの中の一曲のほぼ全曲を収録したアルバムです。
3枚のアルバムとは、「Meridian」「The Ghost Trade」「Greenfingers」
のRecord3枚です。オムニバスカセットとは、「Ritual Magnetic North」です。
どうせならオリジナルのまま全曲収録してほしかったですね。
ディスヒートに比べると全体的に聴きやすいのではないでしょうか。
斬新で実験的な音を出しているのですが、ソフトな感じがします。3曲目の「Spirit of Dunkirk」のヴォーカルの声の雰囲気はディスヒートの2nd
アルバムのヴォーカルに似ているのですが、攻撃的なものが薄れています
。よりメロディアスになって軽快なリズムと美しいサウンドを味わえます。
特にお薦めは「The Ghost Trade」からの「Working Night」「Sitcom」。
リズムが目まぐるしく変わり多次元空間を作っています。
「Sitcom」の曲の終わりごろに入っている美しい旋律の女性ヴォーカル
が聴きものです。
ヘイワードが参加した「Regular Music(レギュラーミュージック)」というプロジェクト演奏で知り合ったメアリーフィリップスという人です。
このレギュラーミュージックのレコード持ってるんですけどプレーヤーつぶれててどんな音楽かわかりません。アンビエントミュージック風らしいですが。
4年弱で解散してしまったのは非常に残念。
想像力を駆り立てる音の破片が所々できらめくセンスのいいアルバム!
グループ名もナイス!
「Meridian(メリディアン)」から
1.Cutty Sark(カティサーク)
2.Peal Divers(真珠採り)
3.Spirit of Dunkirk(ダンケルク精神)
4.Resplash(リスプラッシュ)
「Ritual Magnetic North」から
5.Daddy Needs a Throne(パパには王様の椅子が必要)
「The Ghost Trade(ザ ゴーストトレード)」から
6.Working Night(ワーキングナイツ)
7.Sitcom(シットコム)
8.Wheat Futures(小麦先物)
9.Speculative Fiction(論理的フィクション)
10.Green Lantern(グリーンランターン)
11.The Ghost Trade(幽霊取引)
「Greenfingers(グリーンフィンガーズ)」から
12.Greenfingers(グリーンフィンガーズ)
13.Mystery of the Fence(柵の謎)
14.Know How(ノウハウ)
14.Element Unknown(成分不明)
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