サンフランシスコの耽美派バンド「Tuxedomoon」の名盤の再発盤です。
「耽美派」と言うと「美の為の美」を目指しているとでもいいましょうか、ネットで調べてみると...."美術の世界ではジェームズマックニールホイッスラー、フェリシアンロップス。文学の世界ではオスカーワイルド、三島由紀夫、谷崎潤一郎も派に含めていいのではないか"と出てましたが.........
私が思いますには、無理に他ジャンルの芸術家にたとえなくてもいいのですがJohn Atokinson Grimshaw(ジョン アトキンソングリムショー)っていう英国の画家にイメージが合うんですよねえ。
ホイッスラーとも交流がある画家です。素敵な作品多くあります。
話を戻しましてこのタキシードムーンのアルバム、サックスやシンセが限りなく哀愁のあるメロディを奏でていて「美の為の美」を創造するかのような美しいサウンドとなっています。
5曲目の「Again」なんか曲の終わり部分で音程が微妙にずれて音が外れて行くんですけどそれがまた美しいと思います。
緩急メリハリをつけて曲が展開されていくんですが、ここぞという時に緊迫感全開のエレクトロニクスサウンドの雨あられの展開、またあるときはゆったりまったりしたノスタルジーな分幾をぷんぷんさせながら聴く者を魅惑する。。。。。
素敵です。
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