忍者ブログ

MUSIC DIVER

こころを空にして音楽の世界を探検すれば、新しい感動があるはず! どこまでも深く深く・・・・・

HOME • Admin • Write • Comment
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

Nico

何という暗さなんでしょう。
この暗さは、「Joy Division(ジョイディヴィジョン)」の「Closer(クローサー)」ですら遙か及ばないのではないでしょうか?

一曲目の「It Has not Taken Long」から寒気がしてきます。この人の声そのものの持つ迫力が凄すぎます。
哀しい金切り声、呻き声にも似た反復サウンドにのって、ニコの声が暗黒の底から響き渡ってきます。
二曲目「Secret Side」、三曲目「You Forgot to Answer 」と進むにつれてどうしようもない絶望感に襲われます。
そしてとどめの「The End」。
「The End」は、The Doors の名曲ですがニコのほうがはるかに優っています。

アルバムを全部聴き終わったら妙なカタルシスを得ることができるんですが、極限の感情を吐き出すことによって精神面で何か変化が起きるのでしょうか?
泣き叫んだらケロッとすっきりすることもあるように。

とにかく聴いてみてください。











1.It Has not Taken Long
2.Secret Side
3.You Forgot to Answer
4.Innocent and Vain
5.Valley of the King
6.We've Got the Gold
7.The End
8.Lied der Deutschen


PR
the Flying Lizards

The flying Lizards(フライングリザーズ)1980年発表のデビュー作です。これまた30年も昔の作品だとは!

この時期は次から次へと新しい感覚を持ったバンドが出てきて、わくわくするようなミュージックシーンだったのではないでしょうか。
楽器を触ったこともない若者が次々とバンドを作って自己表現をしてゆく、テクニックなど無くても人の心を動かせる、そんなスピリットのお手本となるのがこのフライングリザーズではないでしょうか?

もっともフライングリザーズ=デヴィッドカニンガムは、アートスクールで学んでいたようですけど。
ただ大金をかけなくてもこんなにユニークな作品を作ってしまうところが先駆者としてすごいと思います。

大ヒット曲「マネー」の制作費は、なんとわずか6ポンド弱だった!
子供のポッケに入っている小銭程度でつくっちゃった、でこの素晴らしい出来!衝撃!
いきなりダイニングルームで夫が、早く飯作れと金属食器で流し台をたたくかのような金属音から始まり、やる気のない鼻声女のヴォイスが絡む。
プロモーションヴィデオを11PMという番組で初めて見たとき、面白いのが出てきた!とニンマリしたものでした。
5曲目「サマータイムブルース」ではドラムの代わりにダンボールを叩いていて面白いです。
他にお薦めは1曲目「マンダレイソング」:ぶっ飛んでます。
10曲目「ザ.ウィンドウ」:オペラ曲のような美しさの裏に見え隠れする胸騒ぎを感じさせる毒がたまりません。







1.Mandelay Song
2.Her Story
3.TV
4.Russia
5.Summertime Blues
6.Money
7.The Flood
8.Trouble
9.Events During Flood
10.The Window
11.All Guitars
12.Tube
13.Money(Single Edit)

オリジナルでは10曲目までです。

セカンドアルバムとして最高傑作「Fourth wall」を発表しますが、後のフライングリザーズとしての、ソロとしての作品は現代音楽的な方向に舵を取っていて従来のファンにはとっつきにくいかもしれません。
私は現代音楽自体は好きなんですが。
後2、3枚はROCK的な作品を出して欲しかったなという気もします。

This heat(ディスヒート)のファーストアルバムのプロデューサーとしてもアンソニームーアとともに大きな功績を残しました。






boomtown rats

アイルランド出身のロックバンドBoomtown Rats(ブームタウンラッツ)のサードアルバムです。
セカンドアルバムの「A tonic for the Troops」の「Like Clockwork」
や「Rat Trap」という曲でPOPセンスが光り気になっていたバンドですが、このアルバムで最高の出来栄えを見せています。

1曲目の「Someone's Looking at You」。ためにためた演奏から一転して怒涛のようにたたみかけるヴォーカルが炸裂、メンバー全員の本気モード
のスタートです。
1曲目からこんなに飛ばしていいんだろうかという心配を尻目に、ドラマチックで良質なPOP SOUNDが展開されていきます。飽きさせません。
汲めども汲めども尽きぬアイデアがわいてくる状態であるかのように、リーダーのボブゲルドフは当時絶好調だったようです。

で最高にクライマックスが6曲目の「I Don't Like Mondays(哀愁のマンディ」ですね。
この曲は今更説明の必要もないくらいの大ヒット曲です。米国の学校での少女が起こした銃乱射事件をモチーフとした曲です。
今でも量販店の店内有線放送で流れることがあり聴き惚れてしまいます。







1.Someone's Looking at You
2.Diamond Smile
3.wind Chill Factor(Minus Zero)
4.Having My Picture Taken
5.Sleep(Finger' Lullaby)
6.I don't Like Mondays
7.Nothing Happened Today
8.Keep It Up
9.Nice In Neat
10.When the Night Comes

BONUS TRACKS
11.episode #3
12.Real different -B-Side
13.How Do you Do? -B-Side
14.Late Last Night -B-Side
15.Nothing Happened Today -Live in Cardiff

ニューウェーブの名盤がこうしてボーナストラック付きでCD化されるのは嬉しいことですね。
でもボブゲルドフも復活、昔の輝きを取り戻してくれないかなあ......
それにしてもボブってすごい長身で雰囲気ある人だったなあ。身長3mくらいあるのかなあ。まさかね。

あとパジャマが普段着というジョニーパジャマ ジョニーフィンガースって人、結構好きだったんで彼のまねをしてパジャマで学校へ行こうかなと思ったけど恥ずかしくてやっぱり出来ませんでした(学校は私服)。
下にパジャマを着て行ったことは一回ありましたけど。

4枚目のアルバム以降失速していきましたがぜひ1枚目から聴いてみてください。




ブログ内検索
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
プロフィール
HN:
TONIO
性別:
男性
職業:
いろいろ
趣味:
音楽鑑賞、読書、美術館巡り
自己紹介:
小学生の時に何故か北島三郎、五木ひろしに魅了される。

中学生で子供らしくアグネスチャンやピンクレディ等のアイドルに夢中になる。

高校生でPUNK ROCKに出会い衝撃を受ける!お気に入りは、やはりPISTOLS!

大学時代は、みずみずしい感受性の絶頂期の訪れか?・・・・あらゆるジャンルに心躍る。
エスニック、民族音楽。クラシック、現代音楽。JAZZ、FUSION。
あと声明とか云う御経やコーランの読経なんてのも。(これ音楽?RECORD屋に売ってたから音楽なんじゃない?)

社会人となりしばらくしてから、借金苦で泣く泣くCDやRECORDを全部売却。寒く哀しい暗黒の時代到来。

で手放したアーティストたちを5年ほど前からぼちぼち買い戻し始め、買い戻し完了!!!!!
ジャケット、ライナー、解説書すべてが作品なんだ!楽曲だけダウンロードなんてクソっくらえ!!
今は新しい感動を与えてくれるアーティスト発掘中です。


 
最新コメント
[05/14 backlink service]
[07/25 ねこみみYOSHI]
[04/08 birdy]
最新トラックバック
カウンター
アクセス解析
忍者アド
Copyright ©  -- MUSIC DIVER --  All Rights Reserved
Designed by CriCri / Material by もずねこ
忍者ブログ  / Powered by [PR]