アヴァンギャルドミュージックの極めつけ。
1992年スイスRecRecレーベルからリリース。なかなかお目にかかる事がない作品でしたが、2007年遂にAd Hoc RecordsからリマスターCDデジパック仕様再発です。
めでたしめでたし。
メンバーが豪華です。
The work(ザ.ワーク)のBill Gilonisがギター、バス、ピアノ、サキソフォン。
Aksak Maboul(アクサクマブール)のCatherine Jauniauxがヴォイス。
Skelton Crew(スケルトンクルー)のTom Cora(トムコラ)がチェロ、11曲目「Experts」でピアノ、ギター、ヴォーカル。
Quiet Sun(クワイエットサン)、This Heat(ディスヒート)、Camberwell Now(キャンバーウェルナウ)のCharles Hayward(チャールズヘイワード)がドラム、パーカッション、メロディカそして「Sugar Sugar」、「Experts」という曲ではヴォーカルを。
ゲストにPere Ubu(ペレウブ)のDavid Thomas(デヴィッドトーマス)が、
「The Pigeons,Mr.McKenzie」でヴォーカルを(ペレウブみたいになっちゃってます。)。Henry Cow(ヘンリーカウ)、The work(ザ.ワーク)
のTim Hodgkinson(ティムホジキンソン)が「Experts」でフラットギターを。
ジャケットの方なんですが、何やら秘境の奇怪な生物か地下組織の悪意ある実験の末の突然変異生物なのか?
グロテスクな生き物がジャケット写真を飾っています。
そしてl曲目。気色の悪い(おっと失礼)女性ヴォーカルが見知らぬ国の訛りの入った民謡みたいで異様な雰囲気を醸し出しています。
そして現代音楽のような歌劇のような鼻歌のような言葉遊びのような狂乱の喧噪のようなお経のような呪文のような沖縄民謡のような............
不思議なヴォーカルが続きます。
悪酔いしそうです。
チャールズヘイワードは、「Sugar Sugar」、「Experts」でヴォーカルをとっています。
前者の曲での歌い方は、This Heatやソロアルバムでのそれとはフィーリングが違います。このアルバムの雰囲気に合わせているのか女性ヴォーカルの毒気にやられたのか?
後者の曲は、緊張感ある曲。ヘイワードのだみ声が冴えてます。
ソロアルバムで多く見受けられるヴォーカルスタイルです。
いいですよ。